PEM Japan 株式会社

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環境にやさしいPEM(PennEngineering&Manufacturing)ファスナー

おはようございます。

PEM Japan株式会社 オートモーティブファスナー販売部からブログを配信いたします。

ひと昔前、自動車メーカーは「環境にやさしい」自動車づくりを競っておりました。

競い合いの目玉になったのは、溶接、特にスポット溶接の打点数を削減することでした。

また、そのスポット溶接箇所を点数化し、車種ごとに点数を公表する内容でした。

因みに当時は5,000箇所(5,000点)のスポット溶接でしたが、現在は約3,000箇所(3,000点)

と約40%削減されましたが、これ以上の削減は難しいと言われております。

では、なぜスポット溶接削減が環境にやさしくなるのでしょうか?

スポット溶接は大電流が必要になり、溶接時のスパッタ飛散、ヒュームやCO2の発生等、環境負荷の大きい工法なのです。

CO2排出量削減の取り組みは、環境側面において効果的であり、製造業全体の課題になっております。

今回は環境にやさしく、スポット溶接に変わる工法としてPEM(PennEngineering&Manufacturing)の

「SPOTFAST FASTENER」をご紹介いたします。

 

 

 

SPOTFAST FASTENERは、金属同士の接合に設計されており、上板は滑らかに下板がほぼフラットになる仕様です。

メカニズムとしては、決められた下穴にSFファスナーをセットし圧力を加えると、ファスナーの2つの溝部に母材がメタルフローし、

2枚の母材を接合します。

溶接が困難な2枚の金属母材の取り付け、厚さの異なる母材の固定、溶接不可能な異種金属を接合することができます。

 

SPOTFAST FASTENERの特徴

金属母材同士を接合します。

  • リベットやスポット溶接の代替品です。
  • 特殊な取り付け機器は必要ありません。
  • 両面ともほぼフラットに仕上がります。
  • 最小スペースで取り付けられます。
  • 座ぐりは不要です。
  • 塗料や粉体塗装でファスナーを隠すことが可能です。
  • RoHS 準拠

究極にフラットな形状のSPOTFAST FASTENERは、最小スペースしかない場合にも邪魔になりません。表面処理は滑らかなまま、塗料や粉体塗装で簡単にファスナーを隠すことができます。

 

〇他シリーズの紹介

・SFP™ ファスナーは、ステンレス母材へ取り付けるため析出硬化系ステンレスでできています。

・SFW™ ファスナーには、2枚の金属母材の回転の軸に適した設計がされています。

ワッシャーには、反復回転を可能にするそりがあります。両面フラットなピボットポイントになり、

ヒンジアプリケーションに最適です。

・SFK™ ファスナーは、金属と PCB/プラスチック母材をフラットに接合するように設計されています。

 

スポット溶接切り替えのご検討の際には、PEM日本法人 PEM Japan株式会社へお問い合わせ頂けますと幸いです。

 

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